履正社4強 準決勝で大阪桐蔭と対戦も「今の野球やったらコールド負け」

 「秋季高校野球大阪大会・準々決勝 履正社9-2大商大堺」(10日、舞洲ベースボールスタジアム)

 履正社が大商大堺を下し、15日の準決勝で大阪桐蔭との対戦が決定。全試合コールドで勝ち上がってきたが、岡田龍生監督(56)は「今の野球やったらコールド負け」と語気を強める。

 初回、3番・安田尚憲内野手(2年)の犠打で1死二、三塁の好機も、4番・若林将平外野手(2年)が見逃し三振。「何のために安田にバントさせたのか。簡単に見逃し三振しているようではダメ」と岡田監督。若林はその後、4安打3打点と奮闘したが「4番として情けないと思いました」と初回の見逃し三振を猛省する。

 スタンドでは大阪桐蔭・西谷浩一監督(47)をはじめライバルの選手が偵察していた。「きょうのような試合では勝てない。しっかり練習しないといけない」と若林。激戦区の大阪で突出する両雄が次戦、来春センバツをかけて激突する。

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