広島新庄・堀は疲労で登板回避 ドラフトへ「拾っていただいた球団に感謝して」

 「岩手国体決勝、履正社14-6広島新庄」(5日、岩手県営球場)

 履正社が4点ビハインドをひっくり返し、逆転で初優勝を果たした。八回からリリーフ登板したドラフト1位候補の寺島成輝投手(3年)は2回1安打無失点、2奪三振で有終の美を飾った。初優勝を目指した広島新庄は前日、ダブルヘッダーに登板したエース・堀瑞輝投手(3年)が登板回避。履正社打線を止められなかった。

 登板がなかった広島新庄のエース・堀は「最後なので投げたかった」と無念さをにじませた。だが起床時間に起きられないほど疲労困憊(こんぱい)だったため、迫田守昭監督(71)は「これからのこともあるし、むちゃできない。休ませようと思いました」と明かした。ドラフトへ向けて本人は「自信は全然ないですけど、拾っていただいた球団に感謝して頑張りたい」と語った。

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