高校生のドラフト候補、今年は投手が豊作

 阪神が明秀学園日立(茨城)の主砲兼投手の細川成也外野手(3年)を今秋ドラフトに向けリストアップしていることが4日、分かった。生え抜きの大砲育成を主眼に置く金本阪神にとって魅力的な逸材だ。一方で今秋ドラフト候補の高校生は、投手が豊作だ。

 横浜・藤平尚真投手は最速152キロ右腕。中3時に走り高跳びでジュニア五輪優勝と身体能力は抜群だ。履正社・寺島成輝投手は完成度はNo.1との呼び声も高い左腕。140キロ台中盤の直球の球威、変化球も含めた制球力の高さは高校生離れしている。1位指名確実の2人は、東西の“両横綱”といえる。

 右腕では東海大市原望洋・島孝明投手や創志学園・高田萌生投手、左腕では大阪桐蔭・高山優希投手や江陵・古谷優人投手が最速150キロ台。花咲徳栄・高橋昂也投手、広島新庄・堀瑞輝投手は、速球に加えて決め球の変化球も鋭く、奪三振率の高さが魅力だ。

 野手では、細川のチームメート、明秀学園日立・糸野雄星内野手も通算50発に迫る遊撃手。センバツで4強入りした秀岳館の九鬼隆平捕手は、強肩強打で体格もいい。静岡・鈴木将平外野手は俊足と打撃センスに優れる。

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