由伸監督 広島阻止へ“共闘”呼びかけ

 巨人・高橋由伸監督(41)が23日、広島の独走に待ったをかける決意を示した。リーグ戦の再開となるDeNA3連戦を翌日に控え、川崎市のジャイアンツ球場で全体練習。6差で追う広島への意識を問われ「特定のチームに勝っても優勝はできないが、今は上にいるチーム。そこに離されないようにしないと」と意気込んだ。

 室内練習場に熱気と緊張感が充満した。阿部や坂本らが大粒の汗を流してバットを振り込めば、投手陣では不調の高木がブルペンに入り、シーズン中では異例の167球の熱投。3時間弱、各選手が目の色を変えて練習に取り組んだ。

 気合が入るのは当然だ。現在、2位にいるものの借金1。過去には96年に広島との11・5差、08年には阪神との13差を逆転優勝した経験のある巨人だが、村田ヘッドコーチは「(広島は)投打がかみ合っている。これ以上離されたら終わり。(6差を追いつくのは)簡単じゃないよ」と、危機感を募らせる。

 広島との直接対決は7月12日までなく、今すぐに自力で広島の勢いを止めることはできない。「うちだけじゃなく、(セ・リーグの)他にも頑張ってもらわないとね」と、他の4球団にも“広島包囲網”を呼びかけた指揮官。一歩ずつその差を縮め、後半勝負に持ち込むつもりだ。

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