巨人首位危うし、今度は山口で投壊

 「ヤクルト4-3巨人」(30日、神宮球場)

 一撃に沈んだ。巨人のリリーフエース・山口が、代打・飯原に逆転2ランを被弾。2位広島に0・5差と迫られた。高橋監督は「まあ、しょうがないところ」と、静かに現実を受け入れるしかなかった。

 悪夢は1点リードの七回。粘投の今村から山口にスイッチし、三塁には吉川を入れて守備を固めた。だが、1死二塁から飯原に低めのチェンジアップを拾われると、打球は無情にも左翼席最前列へ。守護神・沢村で逃げ切りに失敗した28日の阪神戦に続き、信頼のリリーフ陣が崩れた。

 今季2度目の2連敗で、カード負け越しも決定。山口は「実力不足です…」と落胆の色が濃かったが、村田ヘッドコーチは「山口、マシソン、沢村の代わりはおらへん」と、必死に前を向かせた。

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