楽天・藤田一也内野手（３３）が１８日、来季から本拠地・コボスタ宮城が天然芝となることを受け、３種類のスパイクを駆使する考えを明らかにした。この日球場を訪れ、「天然芝に合わせて、体に負担が掛からないように守りやすくするため」と狙いを説明した。

　２度のゴールデングラブ賞を獲得した名手がこだわるのは守備専用のスパイクだ。底の歯が金属製でなくポイントと呼ばれる樹脂製のもので、天然芝と相性がいいという。攻撃用には金属歯が短いものを使用し、同種類の人工芝の札幌ドーム＆ナゴヤドーム用にはランニングシューズタイプと使い分けていく。

　「試合中にスパイクを替えるというのはかなり珍しいと思います」とメーカー担当者。「守備率１０割に近い数字を残したい」という藤田が“３種の神器”でさらなる高みを目指す。