「ＤｅＮＡ３‐８広島」（２８日、横浜スタジアム）

　今季を象徴する敗戦だった。ＤｅＮＡ・中畑監督は「ミスが大きかった。イージーミスがね。でも、使ったのは私」と敗因を口にした。

　１‐２で迎えた六回だった。２死二、三塁から、堂林の一、二塁間のゴロを好捕した後藤が一塁へ悪送球。記録は内野安打と失策だったが、アウトにできるタイミングだった。２者の生還を許した。

　指揮官は「イージーミスが１年を通じてみると多すぎた。ミスは負の流れを呼び込む。象徴的なゲーム」と回顧する。その一方で、好投が報われなかった砂田を「彼のおかげでローテを崩さないですんだ。給料をいっぱい上げて欲しい」とねぎらった。

　この１敗で、８年連続５位以下が確定。「上を目指して選手もやってくれた。甘んじるしかない」と唇をかみしめた。