「阪神３-１ＤｅＮＡ」（２３日、京セラ）

　なすすべもなかった。阪神・メッセンジャーの前に、ＤｅＮＡは七回までモスコーソの１安打のみ。八回に１点をかえすのがやっとだった。京セラ５連敗。阪神戦５連敗で、カード負け越し。借金は１０の大台突破だ。

　中畑監督は「完全な力負け。どん底であえいでいる打線の重さを感じています」と敗戦の弁。試合前は「打つこと以外にない」と低迷打破のポイントを挙げていた。笛吹けど踊らず－、だった。

　５月１６日に貯金１１。前半戦を終えて０になったが首位にいた。１０の負債を抱えた後半戦３０試合中２１試合で３得点以下。ここにきて８戦連続３点以下と打線の冷え込みは顕著だ。

　「あした打ち込みをやらせるよ。これだけ打てないんだから、自然とそうなる」。休日返上練習も決定。「打開策？勝つしかない」と語気を強めた。