大滝ランニング弾!花咲徳栄15点大勝
「全国高校野球・2回戦、花咲徳栄15-3三沢商」(11日、甲子園)
自慢の快足で18安打15得点の大勝に花を添えた。花咲徳栄(埼玉)のプロ注目4番・大滝愛斗外野手(3年)がランニング本塁打を含む3安打3打点。「足が一番の売りなので」と表情を緩めた。
九回1死一塁の第6打席だ。直球を捉えて左翼フェンスを直撃した打球が、芝生を転々とするのを見て一気に加速。50メートル走6秒0の俊足を飛ばして本塁に滑り込んだ。高校通算28号で初のランニング弾に「欲を言えば柵越えがよかったけど、点に絡んだのでよかった」と、チーム第一を強調した。
2年生4番だった昨夏は県大会初戦で敗退。以来、エゴは捨てた。第2試合で関東第一のオコエが大暴れしたが「意識はしない。チームが勝てればいい」とキッパリ。同じ三拍子そろった、右打ちの中堅手。花咲徳栄には、大滝がいる。