ソフトバンクの工藤公康監督が5日、東京都内での東京都高野連の指導者研修会で講演し、夏の甲子園大会で8強入りした関東第一高の米沢貴光監督ら約350人の出席者に対し「人間として、しっかりと成長させることが何より大事」などと語った。都高野連によると、プロ野球の現役監督がアマチュア指導者に講演するのは異例という。
工藤監督は日本一を達成した1年目の指揮で心掛けたことに「選手としっかりコミュニケーションを取ることと、上から目線で話をしないこと。指導する側が偉いわけでも素晴らしいわけでもないから」と話し、選手に練習の意図を説明し、理解させることの重要性を説いた。