キヨシ監督5年目来季も続投へ
DeNAの中畑清監督(61)が18日、南場智子オーナー(53)から来季の続投要請を受けていたことを認めた。17日に都内で同オーナーと池田純社長(39)、高田繁GM(69)との4者会談で打診された。返事は保留したが、続投となれば5年目の長期政権となる。
「『勝っても負けても来季やってほしい』と言われた。返事はしなかったよ。まだシーズン中だからね。勝負の世界はどうなるか分からない。“負けても”というわけにはいかない」。言葉を選びながら、心境を語った。
球団の中畑監督に対する信頼は手腕、人気の両面で絶大だ。生え抜き若手の積極起用で年々チーム力を蓄え、日本一となった98年以来17年ぶりに首位で折り返した。昨季まで3年間で右肩上がりの観客動員は、今季1試合平均で前年比21・7%増。前半戦終了段階での早期要請は最大級の評価の表れだ。
過去3回の続投要請はシーズン終了間際で「こういう形で『お願いします』と言われたのは初めてだよ」と球団側の評価を受け止めた指揮官。明言は避けたが、続投へ支障はない。球団史上、5年連続の政権は、8年連続の三原脩、5年連続(第1次)の別当薫両氏以来3人目。キヨシ監督が大先輩に肩を並べる。