日本野球機構（ＮＰＢ）が２６日、「マツダオールスターゲーム　２０１５」（７月１７日・東京ドーム、同１８日・マツダスタジアム）のファン投票の結果を発表し、ＤｅＮＡのドラフト１位・山崎康晃投手（２２）＝亜大＝が快挙達成だ。球団の新人選手がファン投票１位で選出されるのは、１９７４年の山下大輔（現２軍監督）以来４１年ぶりで、投手としては球団史上初。両リーグの新人で唯一選出され「３球三振を狙いたい」と豪語した。

　新人ながら抑えに定着した今季は、リーグトップタイの２０セーブを挙げている。ファン投票中間発表は「チームが連敗中だったので気にしていなかった」と振り返るが、出場が決まって「率直にうれしい」と話した。

　中畑監督は「実力で選ばれたんだ。胸を張って行ってほしい。オールスターに出ると視野が一気に広がる。勉強の場にもなるよ」と大喜び。大舞台でさらに成長することを期待した。

　抑えに回ってからほとんど投げていない魔球ナックルを「どこかで１球投げたいですね」と予告。「球界を代表する選手が集まるところでプレーする。いろんなことを学べる機会にしたい。どんどん吸収したいですね」と弾みにする思いだ。