巨人投手崩壊 今季ワースト9失点 先発グリフィン4回8失点大炎上 阿部監督ファンに謝罪

 1回、4点を失ったグリフィン(撮影・佐藤厚)
 序盤に大量失点し、ベンチで浮かない表情の阿部監督(中央)
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 「巨人0-9ヤクルト」(29日、東京ドーム)

 本拠地が騒然とした。巨人は投手陣が崩壊し、今季ワースト9失点で大敗。阿部慎之助監督(45)は「ゴールデンウイークで、今日しか見に来られない人もいるかもしれない。ぶざまな試合だったので申し訳ない」とファンに謝罪した。

 先発を託したグリフィンが大炎上した。初回に5安打4失点。立ち直ることもできず三回までに7失点を喫したが、その裏の攻撃で打席に立つとスタンドがどよめいた。

 ベンチが中継ぎの負担も考慮しての続投だったが、左腕は四回も村上にソロを浴びて4回11安打8失点で降板。「全ては自分の責任です」と険しい表情を浮かべた。グリフィンは「右腹直筋筋損傷」で8日に出場選手登録を抹消され、この日が復帰戦。指揮官は「見切り発車させてしまったかなと思って。僕が反省してます」と振り返った。

 今季は先発、リリーフともに抜群の安定感を誇り、試合前の時点ではチーム防御率2・01は12球団トップだった。その投手陣が崩れて、打線も3安打で完封負け。3連勝を逃し、首位・阪神と1・5ゲーム差となった。

 阿部監督は「9対0で負けたんだけど9点取られたから2敗するわけじゃない。1対0で負けても9対0で負けても一緒。明日、ジャイアンツの選手が、どれだけ『切り替え力』を持っているかという勝負」と仕切り直しを誓った。

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