日米ハーフ左腕 日隈ジュリアス1回0封
「春季高校野球・四国大会1回戦、高知中央9-0城北」(2日、坊っちゃん)
プロが注目する高知中央の最速142キロ左腕・日隈ジュリアス投手(3年)が、城北(徳島)戦の七回にリリーフで登板。1回を1安打無失点に抑えた。
ネット裏に陣取る11球団のスカウトの前で、直球は最速140キロをマーク。三振も1つ奪ったが、本人は「コントロールがダメでした」と反省した。
米国人の父と日本人の母を持ち、「同じハーフだから」とダルビッシュ(レンジャーズ)に憧れる。今は背番号「10」をつけているが、阪神・山本宣史スカウトは「手首が強くて球に力がある。成長が楽しみ」と評価。184センチの期待の左腕は「この大会で優勝して、夏はエースになって甲子園に出たい」と闘志をみなぎらせている。