De梶谷1号V弾「いつか出ると」
「広島0-1DeNA」(30日、マツダ)
待望の一撃が真っ赤に染まる右中間席へ消えた。両チーム無得点の四回。先頭のDeNA・梶谷が野村のチェンジアップを捉えて今季1号の先制弾。この1点を守り、チーム8年ぶりとなる4月終了時での勝ち越しを決めた。
「いつか出ると信じていた」。今季125打席目の一発に梶谷も安どの笑み。そして「マエケンから打った安打が今日につながっている」と、前夜の最終打席で苦手・前田から放った右前打も大きな手応えとなっていた。
中畑監督は「オレも予告していたんだけどね。『今日出るんじゃない』って」と上機嫌。打率、安打数でリーグトップながら「(調子の)波をつくらず、さざ波でいきたい」と梶谷は話す。だが、その打棒はチームにビッグウエーブをもたらしそうだ。