楽天レイ 40代史上初!開幕4戦4勝

 「楽天7-1ロッテ」(24日、コボスタ)

 楽天・レイが球史に名を刻んだ。1990年の村田兆治(ロッテ)を超える40代での4戦4勝。大声援を受け、お立ち台に上がり「光栄です。記録を残すのはうれしいことなので、続けていきたい」と興奮気味に話した。

 初回を7球で三者凡退に抑えると、五回まで完全投球。六回に1点を失ったが、主導権は渡さなかった。「相手が積極的だから、初球に気を付けた」と振り返り「ノーヒットで終われれば良かったんだけどね」と冗談めかした。

 テンポの良さが攻撃のリズムも生む。登板4戦での援護点は計23点。チーム総得点58の3分の1以上の援護を得ている。大久保監督は「テンポもそうだけど、向かっていってるのが分かる。他の投手も参考にして欲しい」と最敬礼した。

 13年途中に入団も同年限りで退団し、昨秋にテストを受け再入団した。指揮官は「いい時より落ちてるなと思った」と当時を振り返ったが、今や両リーグトップタイの勝ち頭。「いなかったらと思うとぞっとする」と話した。

 日本を含め、8つの国と地域でプレーした右腕。異国の地で“不惑の星”となったが「いい加減、40歳の質問はやめてくれよ。そんなに年は取ってないと思うよ」と笑った。まだ通過点。言葉には記録をさらに伸ばしていく自信がみなぎっていた。

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