DeNA三嶋“ツバメ返し”で今季初星
「DeNA2-1ヤクルト」(5日、横浜)
ツバメに1年越しのリベンジだ。DeNA・三嶋が今季2度目の先発で7回2/3を1失点に抑えて今季初勝利。杉浦との投手戦を制し、「すごくホッとした」と安どの表情を浮かべた。
2年目の昨季は開幕投手に抜てきされたが、2回9失点。相手はヤクルトだった。以後は調子が上がらず、1勝2敗でシーズン終了。「この1年間チームの足を引っ張って、悔しい思いをした。何としても去年とは違う姿を見せたかった」との思いで果たしたリベンジだった。
今季初登板だった3月31日の巨人戦でも4回0/3、7失点と大崩れ。ふがいない投球に川村投手コーチは2軍降格を示唆していたが、三嶋は「今日は落ち着いていた。ストライクゾーンで勝負ができていた」と意地を見せて危機を脱出した。
中畑監督は「大胆な投球で、ふてぶてしさが出ていた。次が楽しみ。彼がマウンドに上がれば勝ち試合をつくれる、そういう柱になってほしい」と今後に期待した。苦しみを乗り越えた右腕がチームを勢いに乗せる。