オリ泥沼8戦7敗 平野佳まで離脱…
「オリックス2-4日本ハム」(4日、京セラ)
力なく引き揚げるオリックスナインの表情は、一様に暗かった。2-1で迎えた七回に榊原、古川、マエストリが踏ん張れず3失点。鉄壁のリリーフ陣が控えていた昨季なら逃げ切っていた展開だ。開幕から4連敗の後、1勝を挟んで3連敗。トンネルの出口が見えない。
この日、昨季最多セーブを獲得した平野佳が右足首関節の炎症で出場選手登録抹消となった。リリーフ陣では右肩痛の比嘉、左脇腹痛の岸田に続く離脱者だ。
森脇監督は「層を厚くするためのチャンス」と言うが、これだけの離脱者の穴が簡単に埋まるはずはない。実際、この日もリリーフ陣が打たれて負けた。平野佳の代役は馬原が務めることが濃厚だが、リードして抑えにつなぐことさえ容易ではない状況だ。
開幕から3カード連続負け越しは、最下位に終わった03年以来、12年ぶり。試合後は通常より大幅に長いミーティングを行い、指揮官が球場を出たのは試合終了の2時間以上後だった。