原G 今季40歳の由伸&井端がW先発
「巨人-DeNA」(27日、東京ド)
巨人・原辰徳監督(56)が26日、DeNAとの開幕戦で高橋由伸外野手(39)と井端弘和内野手(39)をスタメン起用する方針を示した。東京ドームで行われた全体練習で、両ベテランについて「彼らはスターティングメンバーを勝ち取った」と明言した。
40歳以上となるシーズンで開幕スタメンに名を連ねたのは、巨人では3人だけ。49年の中島治康、80年の王貞治、94~96年の落合博満がいるが、2人同時は史上初となる。
オープン戦のチーム打率・212は12球団中11位。打線が低迷し、6連敗でフィニッシュした。例年、オープン戦のラスト3試合で開幕戦を想定したオーダーを組むが、今年は最後まで固まらず。最終戦の先発には名前のなかったベテランの力を頼る形となった。
高橋由は開幕戦の雰囲気について「緊張感というのは、何年たっても一緒で独特」と、高ぶりを隠さず。一方、井端は「目の前の試合を全力でやるだけ」と、静かに闘志を燃やした。
厳しい戦いも予想されるが、指揮官は「(不安は)あまり感じておりません。目的はリーグ4連覇、日本一奪回、それだけです」と決意。ベテランと若手の力を融合させ、V4の偉業に挑む。