G井端、由伸コーチにノッカーお願い

 巨人・井端弘和内野手(39)が19日、今季から選手兼任コーチとなる高橋由伸外野手(39)に対し、報道陣を通じて異例のお願いを申し出た。春季キャンプ中に例年通り早出特守を行う考えを示し、「由伸コーチに打ってもらいたい」とノッカーを“逆指名”した。

 両ベテランは同年代で仲が良く、グラウンド内外で刺激し合う間柄だ。ノッカーの逆指名も井端なりの配慮があるようで、「どちらが先にへばるか。ノックも打ち慣れてないと疲れるよ。俺が練習台になる」とニヤリ。内野ノックは勝呂内野守備走塁コーチの担当だが、ベテラン競演が実現する可能性が出てきた。

 また、コーチの肩書がついたことで呼び方にも気を使っている様子。普段は「由伸」と呼んでいるが、「(コーチの時は)『由伸』とか言えなくなっちゃうな。今はコーチ、今は選手と、名札とか貼らないかな」と冗談交じりの要望も付け加えた。

 この日は川崎市立川中島小学校を訪問し、児童らと交流した。井端、高橋由ともにシーズン中に40歳となるが、その言動にはバイタリティーがあふれる。井端は「開幕スタメンをあきらめた時は、ユニホームを脱ぐ時」ときっぱり。最年長コンビで、チーム力を高めていく。

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