明徳・馬淵監督“ライバル”の死に悲嘆
2日に胆管がんで死去した済美・上甲正典監督(享年67)の告別式が4日、愛媛県松山市内の斎場で営まれ、高校野球関係者ら約1200人が参列した。
親友でありライバルでもあった明徳義塾・馬淵監督も弔辞を読んだ。「上甲さん、きょうは悲しい、悔しい」で始まり、「鏡の前で笑う練習をしろ」と勧められた思い出など紹介。「不器用な僕には上甲スマイルのようなことはできませんでした」。02年夏に明徳義塾が全国制覇した際には「自分のことのように喜んでくれた」。涙にむせびながら最後の別れを告げた。