済美・上甲監督が急死…67歳、胆管がん

 春の選抜高校野球大会で2校を初出場優勝に導いた愛媛・済美高監督の上甲正典(じょうこう・まさのり)氏が2日午前9時15分、胆管がんのため愛媛県東温市の病院で死去した。67歳だった。愛媛県出身。葬儀・告別式は4日午後1時から松山市湊町6の3の5、ムラタホール市駅で。喪主は長女夕美枝(ゆみえ)さん。告別式では安楽智大投手(3年)が弔辞を読み、恩師に最後の別れを告げる。

 柔和な笑顔はもう見られない。愛媛大会が行われていた7月下旬、元気に指揮を執っていた済美高の上甲正典監督が2日、急逝した。関係者によると、胆管がんを患い、甲子園大会期間中の8月中旬に症状が悪化した。

 箕島高元監督の故尾藤公氏を慕い、いつも笑みを絶やさなかった。厳しい指導の中にも愛情があり、関係者やファンから「上甲スマイル」と親しまれた。主な教え子にはヤクルト・岩村明憲、広島・福井優也らがいる。

 内野手としてプレーした龍谷大を卒業後、薬局を経営しながら母校の宇和島東高の監督に就任し、初出場した1988年の選抜大会を制した。02年に野球部を創部した済美高の監督に就くと、04年春に創部3年目で優勝に導いた。昨春の選抜大会では、最速157キロを誇る安楽智大投手を擁して準優勝した。

 昔かたぎの指導者だった。安楽が昨春の選抜大会で772球を投げ、秋に右肘を痛めた。米メディアが松山市へ取材に訪れ、批判的に報道すると「高校野球は肉体の限界を気持ちで乗り切るものだ」と突っぱねた。

 6月下旬、安楽投手ら3年生部員は67歳の誕生日を祝おうと、新体操部の女子部員と昼休みに練習し、ダンスを披露した。上甲監督は贈られたベストを身にまとい、満面の笑みで踊りを眺めた。

 入院中に長女の夕美枝さんに「(明徳義塾の)馬淵君だけには会いたい」と懇願。馬淵監督は8月26日に見舞いに訪れた。ベッドに横たわり、酸素チューブを鼻に通した状態で約1時間半、野球談議に花を咲かせた。

 野球部では、一部の2年生が1年生にカメムシを食べさせようとする部内いじめ問題が8月上旬に発覚し、秋季愛媛大会の出場を辞退。練習を自粛中だったが、新学期を迎えたこの日、部長やコーチらが部の今後についてミーティングを開いた。

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