愛媛・済美高監督として創部3年目で選抜高校野球大会優勝を果たし、2日に67歳で死去した上甲正典氏の葬儀・告別式が4日、松山市内の斎場で営まれた。同高3年の安楽智大投手は弔辞で「今、ドラフト1位の目標に向かって歩んでいます。監督さんのためにプロ野球で活躍します。それが僕ができる最高の恩返しです」と、プロ志望の決意を述べた。同投手はこれまで進路について明言していなかった。
準優勝した昨春の選抜大会でエースとして活躍した安楽投手は「ユニホームを着ている監督さんはとても厳しい顔。しかし、ユニホームを脱ぐといつも笑顔が絶えませんでしたね」と語りかけた。