明徳義塾・岸、4度目聖地で“2発”

 「全国高校野球」(9日開幕、甲子園)

 甲子園練習の3日目が5日、兵庫県西宮市の同球場で行われ、明徳義塾の岸潤一郎投手(3年)は、シート打撃で2本塁打。大雨の影響で長時間移動を強いられた前日の影響を感じさせない動きを見せた。

 今度こそ頂点‐。そんな意気込みを示す当たりだった。エースで4番の岸主将が、シート打撃で豪快な2発を左翼席にたたき込んだ。

 本人は「たまたまです」と控えめだが、自身4度目の甲子園とあって風格十分。バットで存在感をアピールした後はマウンドに上がり、直球を中心に計12球を投げた。地元・高知を襲った豪雨で出発が遅れ、当初の予定より1日遅れの甲子園練習。コンディション調整に狂いが生じたものの、「感触はよかった」と影響を感じさせない30分間だった。

 済美・安楽智大投手や前橋育英・高橋光成投手(ともに3年)らが地方大会で敗退。“スター不在”となった夏の聖地で、岸は間違いなく主役候補の1人だ。

 ただ、本人は「自分は注目されたくない」という。過去3度の甲子園ではベスト4が1回、ベスト8が2回。最後の夏。MAX146キロ右腕は「チームが優勝できればいい。監督を胴上げしたい」と力を込めた。

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