「ＤｅＮＡ１‐７広島」（１９日、横浜）

　６連敗で、ＤｅＮＡは１８試合目にして早くも借金１０に到達。９４敗を喫した地獄の０３年と並ぶペースに、中畑監督は「使った選手に関しては私が決めている。私の責任です」と唇をかんだ。

　初回にあっさりと先制点を献上した。打線は三回、無死一、二塁で井手が送りバントをミスするなど、拙攻の連続。後手を踏む采配や選手起用も目立つ。オープン戦で絶不調だった三嶋を開幕投手に抜てきしたことに始まり、打率１割台の石川や、防御率８点台の山口の起用。指揮官は「この選手と柱を決めて、チームづくりをしている」と話すが、完全に裏目となっている状況だ。

　指揮官は「何敗しても前向きに頑張ります」と歯を食いしばるが、大胆な決断をしない限り、負のスパイラルは断ち切れない。