マー君のメジャー挑戦、楽天認めた!

 楽天が、ポスティングシステムに代わる新移籍制度を利用してのメジャー挑戦を希望する田中将大投手(25)に対して、移籍を容認する考えを固めたことが24日、明らかになった。球団は一両日中に田中と2度目の交渉を行うことが濃厚で、早ければ25日午後にも、田中のメジャー挑戦が確定する。

 ついに田中が海を渡る。この日、仙台市内の球団事務所で会見に応じた立花球団社長は「最後の調整をしている。一両日中というか、一日でも早く、皆さんにきちんとしたお答えができるようにやっています」と語り、一連の議論が大詰めであることを明らかにした。

 26日以降、都内で授賞式等に出席する田中と、27日に仕事納めとなる球団のスケジュールを考えれば、年内に会談できる日は事実上、25日のみ。「球団としての方向性は出たのか?」という質問に「僕はそういうことだと思ってますけど、最後の最後、何があるか分からないので」と立花社長。明言は避けたが、結論がほぼ出ていることを示唆した。

 ポスティングシステムに代わる新移籍制度が正式発表されたのが17日。田中はその日にメジャー挑戦の希望を表明し、球団からの回答待ちだった。入札の上限額を2千万ドル(約20億6千万円)と定められた新制度に疑問を抱いていた球団だが、最終的にはエースの夢を応援する方針を固めた。

 今季24勝無敗の田中がいなくなれば、連覇を目指すチームにとっては何よりも痛手。だが「オレは挑戦させてやりたい」というのが星野監督の考え。「あいつの好きなようにやらせてやれと、協力してやろうというその姿勢は変わらない」と、現場としても全面的に応援する意向を示していた。

 連日、表彰式やイベント出演で多忙を極める田中はこの日、都内でラジオ番組に出演。その後、仙台に戻った。「今日もこのあとミーティングを行い、できるだけ早く答えを出したいと思います」と立花社長。球団の結論が出たらすぐに田中と最終交渉に入る。クリスマスに、日本のエースの未来が決まる。

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