総合格闘技から角界転向の15歳、超異例の体重55キロ「実績を残したい」元RIZIN王者クレベル・コイケからも指導【大相撲】

 日本相撲協会は3日、東京・両国国技館で体格基準(身長167センチ、体重67キロ※3月場所で受検の中学卒業見込み者は165センチ。65キロ)を満たさない新弟子希望者を対象とした運動能力検査を実施。新道帝憲(15)=高田川=が背筋力、握力、反復横跳びなど7項目の検査を経て合格した。大相撲秋場所(9月13日初日、両国国技館)の新弟子検査を受検する。

 新道は身長164センチ、体重55キロ。茨城県大洗町で生まれ育った。小6で静岡浜松市に転居しブラジリアン柔術を開始。「体が小さいのがコンプレックス。力士になって体を大きくして強くなりたい」と語った。柔術は中3まで続け、RIZIN元フェザー級王者のクレベル・コイケからも指導を受けた。昨年大みそかのRIZIN甲子園決勝を制したヤマザト・エンゾ・マサミとはスパーリング仲間だったという。

 自身は中部地区の柔術大会で1位、中1時には総合格闘技(MMA)の大会に出場した際は腕ひしぎ逆十字で一本勝ち。「得意はバックチョーク」と語った。「MMAから相撲に来た人はいないと思う。実績を残したい。早く十両に上がりたい」。関取昇進を誓った。

 祖父が高田川部屋関係者と縁で入門が決まり、6月から部屋で寝食をともにし稽古に励む。「高田川部屋名物のお好み焼きがおいしい」と増量に励み、体重は入門前の48キロから7キロ太った。

 1932年に新弟子検査が明文化されて以降、2023年9月に事実上の体格基準撤廃となる運動能力検査が3年前に導入されたとはいえ、50キロ台の新弟子は史上最軽量となる。太平洋戦争が激化した1944年から戦後直後にかけ、規定以下での入門が認められた時期もあったというが、経歴を含めて楽しみな異色力士が誕生しそうだ。

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