ロッテが、今季限りでのＤｅＮＡ退団が決まったアレックス・ラミレス外野手（３８）の獲得調査に乗り出すことが２８日、分かった。

　来季の補強ポイントに右の長距離砲獲得を掲げているロッテが、実績十分の男に白羽の矢を立てた。ラミレスについて球団関係者は「日本で実績がある選手はリスクが少ない」と評価する。守備に不安があるが、指名打者で打撃に専念させれば、まだまだ十分に数字を残せる可能性があるとみている。今季は中距離打者の今江に４番を任せざるを得ず、主軸を担える助っ人の獲得は重要課題でもある。

　観客動員アップを目指すロッテにとって、ファンを大事にし、人気面でも申し分ないラミレスはうってつけの存在だ。在京球団志向が強いという情報も入手しており、今後、前向きに獲得を検討する。