「巨人３-１ＤｅＮＡ」（１２日、東京ド）

　３位が遠のく痛恨の３連敗。ミスで好機を逸し、ミスで得点を許す内容に、ＤｅＮＡ・中畑監督は「プロのレベルにない。これで勝とうと思うのは無理」と吐き捨てた。

　最大のミスは三回。２死二塁からのブランコが緩慢な走塁で右ゴロ。走塁中に右太もも裏に違和感を覚え、ベースを踏んだ際に左足首を痛めた。勝ち越し適時打のはずが負傷退場と暗転した。

　五回は無死一塁から三嶋のバントが厳しいシフトにはまって併殺。七回は梶谷の中継がもたついて決勝点を献上した。

　「ブランコは自分の正面に見える打球。三嶋もサインが出たらそのままやればいいってもんじゃない。カジのカットプレーも中途半端」。３つのミスを指摘した指揮官。これで３位と５ゲーム差。救いはブランコと、自打球で退場したモーガンが軽傷だったこと。「あきらめずに行く」と前を見た。