樟南・山下&緒方6年間の二人三脚に幕

 「全国高校野球・2回戦、前橋育英1-0樟南」(16日、甲子園)

 2人で固く誓った。0‐1の九回。投球練習を終えた樟南(鹿児島)の山下敦大投手に緒方壮助捕手が「打たれてもいいから一番いいボールを投げよう」と声をかけた。山下は小さくうなずき、そして左腕を振った。先頭打者を左飛に打ち取ったところで山下は降板。福岡中央ボーイズからバッテリーを組み、二人三脚で歩んできた6年間が幕を閉じた。

 樟南への進学が決まっていた緒方が、山下を誘った。「甲子園を目指してバッテリーを組もう」。熱い思いに、山下は「一緒にやりたいと思っていた」と福岡を離れる決意を固めた。

 学校の寮、そして今大会の宿舎でも同部屋だ。しかし、今では会話をすることはあまりない。共にイヤホンをし、それぞれが音楽を聴くこともしばしば。緒方は「よく『芸人の楽屋みたいだな』と言われます」と苦笑いする。

 それでもグラウンドに立つと以心伝心だ。毎日、18・44メートルの間で続けてきた2人だけの“会話”。「今はサインはいらない。アイツの投げたいボールはわかる」と緒方。強い信頼関係で結ばれている。

 敗戦に涙はなかった。「僕たちの6年間をぶつけた甲子園だった。持っている力を全て出すことができた。悔いはない」と緒方。山下も「彼のおかげで楽しく野球ができた」と、汗をぬぐった。2人の心のアルバムに刻まれた夢舞台の記憶。かけがえのない、最高の思い出となった。

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