夏男村田だ!G初3番で技あり先制弾
「DeNA0-6巨人」(6日、郡山)
巨人・村田の夏がやってきた!!初回。いきなりの先制パンチ。外角のスライダーに崩されながら、左翼ポール横に15号ソロを運んだ。九回には泣きっ面をはたくダメ押し打。2死三塁で左翼フェンス直撃の適時打を放ち、5点目を奪った。
第2打席の二塁内野安打を含め猛打賞の大暴れ。横浜時代以来9年ぶり、巨人移籍後は初となる3番で躍動した。試合後、「え?おれ(3番で)打ったことあるの?覚えてない…。いつも通りと決めて打席に入った」と目を丸くしたほど新鮮な打順だった。
原監督が「すべてにおいて好調の人。今日に関しては(3番が)最善策」と説明したように、ノリにノっている。7月は打率・406、4本塁打、20打点で月間MVPを受賞。8月に入ってからはさらにペースを上げ、5試合で打率・526、3本塁打と手のつけられない状態にある。
好調の理由はグリップを下げた新しい打撃フォーム。不振だった昨年の反省が、打撃を一段上のレベルに上げてくれた。「去年は懐(ボールの呼び込み)を考えていなかった。バットを2度引きしてしまう悪い癖があるし、(グリップを下げれば)早めにバットを引かないと打ちにいけない」。ついにたどり着いた、理想のフォームだった。
今日7日に阪神が敗れ、チームが引き分け以上ならばマジック「41」が点灯する。2連覇に向け首位を快走。疲れの出始める季節を、男・村田が先導する。