大阪桐蔭・森友36号弾 夏連覇へ発進

 「高校野球・大阪大会2回戦、大阪桐蔭9‐2大手前」(17日、豊中)

 大阪大会では、史上7校目の夏の甲子園大会連覇を目指す大阪桐蔭が8安打9得点で七回コールド発進した。3番・森友哉主将(3年)が六回、右越えの通算36号3ラン。左手小指を負傷しており、左翼守備に就いたが、打撃でレンジャーズなど日米6球団のスカウトにアピールした。

 センバツ3回戦前日の右ふくらはぎ負傷に続き、夏の初戦もアクシデントに襲われたが、森友は負けなかった。六回、右越えの鋭い弾道が“問題なし”のサインだ。「手応えはベスト。入るだろうという感じだった」と会心の当たりだった。

 15日の練習中、スライディングで左手小指が野手のスパイクに接触し3針縫う裂傷。「痛みが強く、出場できるかなと思ったが、試合はアドレナリンが出た」と乗り切った。痛み止めを服用し、ミットをはめられないため左翼でフル出場した。

 「打撃は力が抜けて、かえっていい感じ」と3打数2安打3打点。「初戦に価値ある一発。相手がエースに代わったところだったので、本塁打じゃなくてもここは打とうと思った」と流れを呼んだ。初回に先制されたが「春までは個人プレーが多かったが、まとまりが出てきた」と、左翼から見守る余裕もあった。

 ネット裏にはNPBのスカウトのほか、レンジャーズ・古河有一環太平洋地域コーディネーターの姿も。オリックス・内匠スカウトは「ケガは問題ないようだ」と打撃は変わらぬ評価。森友は「次の試合は捕手で引っ張りたい」と意欲をみせた。

 阪神・藤浪のコメント(母校大阪桐蔭の勝利に)「後輩の活躍は楽しみにしています。戦う場所は違いますけど、自分が彼らの刺激になればいいと思いますし、後輩たちが頑張っているので、自分もしっかり頑張ろうと思います」

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