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国枝栄厩務員 トクシーカイザーで“デビュー戦” 厩務員生活は「新鮮」 手綱は武豊「うれしいね。まずは無事にレースを終えてほしい」

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 G1・9勝馬アーモンドアイなど数々の名馬を手掛け、今年の3月3日に定年引退した国枝栄元調教師(71)が、今月から美浦・小島厩舎の厩務員として再スタートを切った。担当馬トクシーカイザーで臨む今週の土曜東京10R・鎌倉Sが“デビュー戦”。鞍上には武豊を指名しており、話題性たっぷりの初陣に要注目だ。

 調教師としてJRA通算1123勝を挙げたレジェンドが競馬場へ帰ってくる。3月3日をもって定年引退した国枝元調教師が、美浦・小島茂厩舎の厩務員として再スタート。今週の土曜東京10R・鎌倉Sのトクシーカイザーで“デビュー戦”を迎える。

 今月7日から厩務員としての仕事が始まった。調教師時代とは異なり、現場での実務は戸惑いの連続と思いきや、本人の表情は驚くほどすがすがしい。「今までにないことなので苦労はあるけど、そのなかで色々なものが少しずつできるようになるのが楽しい。新鮮ですよ」と実に生き生きとしている。

 14日に誕生日を迎えて71歳となった。厩務員の仕事は肉体的に負担もかかるが「やりだしてから体調は良くなっている。動くので腹が減るし、飯がうまい。大丈夫、まだ若いからね(笑)。色々なことにチャレンジして、経験できるのはうれしいですね」と爽やかな笑顔を見せた。もっと身近に馬と接したいという思いから厩務員に。その純粋な気持ちが原動力となり、調教師時代には得られなかった充実感に満ちあふれているようだ。

 注目の初陣で手綱を任せるのは、こちらもレジェンド・武豊だ。「乗っていただけるのはうれしいね。結果がついてくるのが最高だけど、それよりもまずは無事にレースを終えて欲しい。それ以上のものはないです」。そう語るまなざしは指揮官としてのものではなく、愛馬を見守る親のようだった。

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