初の海外挑戦を終え、田中克師が今思うこと- 「経験を成功につなげていく方向へ持っていけるか」
無事に豪州遠征を終えたゴールデンスナップ(牝5歳、栗東・田中克)。メルボルンCを最大目標に掲げ、昨年4月から進められた計画だった。
メルボルンCは約160年の歴史を誇る豪州最大のレース。06年にはデルタブルースとポップロックが日本馬によるワンツーを決めている。「適性があるんじゃないか、というのはもちろんですが、オーナーに雰囲気を味わってほしくて。その場に連れていきたいという思いでした」と田中克師が経緯を振り返る。現地では祝日になるほどの一大行事。お世話になっているオーナーに孝行をしたかった。
ただ、コーフィールドCで14着に敗れ、メルボルンCの優先出走権利(8着以内)を逃し、第二の選択肢として切り替えたクイーンエリザベスSも3着に敗れた。
田中克師にとっては初の海外挑戦だった。「視察していたので対応できた部分やイレギュラーもあったけど、いい勉強、いい経験をさせてもらいました。今できるベストは尽くしたと思いますが、オーナーが全額負担の遠征。大赤字なんです。3着だと全然で…。それでもオーナーから“本当にいい経験になったね”と言ってもらえたのはありがたいです」と感謝の言葉を伝える。
異国でも、いつも通りの仕事ができるのか-。トレーナー4年目の師にとって、それも問われる遠征だった。「勝てなかったし、結果はマルではないけど、1戦目も2戦目もジョッキーが“状態がいい”と言ってくれた。長い遠征で続戦。簡単じゃない。調教メニューや馬の管理は普段から取り組んでいることの延長線。仕事が通用するというのが分かったし、帯同した2人が頑張ってくれた」。スタッフの仕事ぶりと日々の積み重ねに胸を張る。
コース適性がある。その判断も間違いではなかった。「走らせないと分からない。見立てが合っていること、間違っていることがあって、フレミントン(競馬場)は合っていることの方が多かった」。それだけに、ベストの距離、軽ハンデ51キロで挑めるメルボルンCだったら-という思いは強い。「勝ったとは言わないけど、相応のパフォーマンスはできたと思う。ただ、すり合わせができたことが大きいし、この先にとっても違う」と力を込める。
時を同じくして、義父である矢作師がフォーエバーヤングでBCクラシックを制した。ただ、義父も幾多の遠征を乗り越えて、今がある。「その時は失敗かもしれないけど…。いや、失敗という言葉よりも経験という方がしっくりきます。行く先に成功、勝つことにつながれば、失敗じゃなくなる。経験を成功につなげていく方向へ持っていけるかですね」。どの業種、職種にも当てはまることかもしれない。
当然ながら悔しい思いはある。それでも指揮官は「経験を積むしかないし、今後には絶対に生きる。札幌から始まっていて、これ以上長くて、これ以上大変な遠征はないと思う。国内外を問わずですが、その馬に適したレースが海外にあるなら行きたいし、そこで結果を出せる調教師、厩舎でありたい。次につなげないといけない。そういう馬を育てたい」と前を向く。豪州遠征を経験したから-。海外で勝ち、そう思える日が来ることを願う。(デイリースポーツ競馬担当・井上達也)
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