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【阪神大賞典】ブローザホーン G1ウイナーの底力見せる 吉岡師も復権へ手応え「去年と同じか、それ以上」

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 「阪神大賞典・G2」(23日、阪神)

 伝統の長距離G2。スタミナ自慢が集結したが、主役は唯一のG1馬ブローザホーンが務める。昨秋は不振にあえいだものの、ここへ向けて着々と復活の準備は整ってきた。スカッとVを射止めて再進撃と行きたい。

 汚名返上に燃えるブローザホーンがG1ウイナーの底力を見せつける。昨春は日経新春杯で重賞初Vを飾ると、続く当レースは好位からしぶとく粘り込んでテーオーロイヤル、ワープスピードに次ぐ3着。まさに充実一途といった勢いで、G1戦線に殴り込んだ。

 天皇賞・春では後方からの競馬となりながらも、メンバー最速の末脚で2着まで猛追。そして上り調子のまま臨んだ宝塚記念は、荒れた馬場も味方につけ、大外からライバルを一網打尽。豪快に突き抜けて初のビッグタイトルを手に入れた。

 夏を充電に充て、さらなる飛躍が期待された秋シーズン。しかし、春の勢いは影を潜め、京都大賞典11着→ジャパンC12着→有馬記念12着と全くの見せ場なしに終わった。「いろいろとかみ合わないレースが続きましたね」と唇をかんだ吉岡師。ただ、下を向いてばかりはいられない。そこからひと息入れて、状態はグッと良化している。「しっかりと休みを取り、体もだいぶ膨らんで体調は上がっています。去年と同じか、それ以上の感じ」と指揮官は復権への手応えを感じている。

 1週前は栗東坂路で併せ馬。4F55秒1-39秒9-13秒2のタイムで軽やかに駆け上がり、併入でゴールを駆け抜けた。「馬の後ろから我慢させるような形で。もともと調教では難しいところを見せない馬ですからね。タフな形が一番合っていそうな馬ですし、去年の成績からも、やはり距離適性は高いのかなと思う」とトレーナー。目指すは、この先に待ち構える春の盾。本来の姿を取り戻し、堂々と淀決戦へ向かいたい。

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