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【弥生賞】ヴィンセンシオ 祖母はシーザリオ、良血の底力証明だ 接戦制し連勝中、重賞制覇で一気に主役級へ!

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 「弥生賞ディープインパクト記念・G2」(9日、中山)

 牡馬クラシックの登竜門にふさわしい多彩な顔ぶれがそろった。なかでも新馬-葉牡丹賞と連勝中のヴィンセンシオが要注目の存在。3連勝で重賞制覇となれば、一気に主役級へと躍り出る。

 優秀な母系をバックボーンに主役の座をつかみ取る。ヴィンセンシオは新潟の新馬戦を制すと、2戦目の葉牡丹賞は2歳コースレコードで無傷2連勝。クラシック戦線において一気にクローズアップされた。

 2連勝は首、鼻差と接戦をモノにした内容だが、この勝負強さは05年日米オークスを制した祖母シーザリオ譲りだ。森一師は「日本を代表する母系ですからね。この強い相手に、どういうレースをしてくれるかという期待しかない」とトライアルを楽しみにしている。

 1週前追い切りは美浦Wでサフランヒーロー(4歳2勝クラス)と併せ馬。半馬身追走する形から直線でびっしり追われると、アッという間に1馬身半先着した。6F82秒5-35秒7-11秒2というタイム通り、ラストの末脚は際立っていた。トレーナーは「若干、調整が遅れていたけどすごくいい動きでした。これで取り戻せたかな。筋肉に張りがあって、精神的にもどっしりしてきましたね」と納得の表情だ。

 「長くいい脚を使えるし、走ってはいないけど、直線が長く広々としたコースの方がいいのかな」と、指揮官は東京向きとの見立てだが、初戦が新潟内回りで前走が今回と同舞台なら何の問題もない。血統に裏打ちされた底力で難敵をねじ伏せ、堂々と1冠目で向かう。

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  1. 競馬新聞「馬サブロー」

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