コスパ半端ない助っ人

 【1月26日】

 ヨハン・ミエセスが来日した。空港取材が規制されたため、球団提供の写真でしか見られないけれど、岡田彰布が以前「風貌がすごいで」と教えてくれた新助っ人は確かに威圧感がハンパない。

 寒いニッポンへようこそ!ドミニカン。岡田は「ベンチの真ん中に座らせといたら迫力あるで」と冗談めかしていたけれど、フタを開けて見れば、パンチが効いているのは風貌だけじゃないかも?

 彼には、ぜひともジャパニーズドリームをつかんでもらいたい。メジャー経験がない?いやぁ、前歴とかどうだっていい、正直。要はNPBでの対応力が問われるわけで、ヨソのリーグでどれだけ実績があっても、残念ながらサッパリだった助っ人もたくさん見てきた。何年かたって、彼こそ「バースの再来」だったね!なんて振り返る日が来ることを願っている。

 そういえば、おととい球団広報から「キャンプの取材ルール」が送られてきた。取材人数の制限が基本的に撤廃されるなど、規制の緩和が所々に見られる。これは、取材者にとってはとてもありがたい。「できる限り平時に戻そう」と、指揮官が呼びかけてくれたことも大きいと聞く。入場人数が1社3~4名に制限された年は、午前と午後で取材交代し、僕は新外国人の「ランチ特打」を最後まで見ることなく球場を出た日もあった。今年は思う存分、ミエセスのお手並みを拝見できそうだ。

 打つほうでいえば、もう一人、左翼のレギュラー候補シェルドン・ノイジーも間もなく来日予定で助っ人が全員2月1日に揃ってスタートできるのだとか。それだけでもうれしい話だ。

 逆に、日本人の助っ人といえば大谷翔平やダルビッシュ有は今やMLB屈指のスターだけど、目覚ましいのはサッカー界である。

 ブライトン三笘薫がプレミアリーグのベストイレブンに2節連続で選出されるなど、スター街道を歩んでいる。今や野球ファンもその名を知るようになったけれど、彼が川崎フロンターレから最高峰プレミアリーグへ移籍した21年夏は、まだA代表の経験が無かったのだ。プレミアの水が合ったのかもしれないが、昨年のカタールW杯で一気にブレーク。まだ25歳。ブライトンというクラブのスカウティングは先見の明があるし、この先、多額の移籍金でビッグクラブが獲得へ動けば(絶対動く)、してやったりだろう。

 こんな成功例はなかなか稀だけど、でも、たま~にあるからたまらない。

 ミエセス?あるかもよ。

 なんて、まだ彼の写真しか見ていないのに、それはさすがに書けない。じゃ、宜野座で?オープン戦で?う~ん、どうだろう。あ、でも…かつて、韓国リーグの三冠王に早々疑問符をつけた数少ない記者であったことは、覚えておいていただければ…。ってエラそうに書いているが、ほぼほぼ助っ人を見る目はない。ただ、この空港を歩くM砲、なんだか気になるんだよな…。理由?それはまたの機会に。=敬称略=

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