来週火曜の取締役会
【12月17日】
あれ?夕刊紙の○○記者がいるじゃないか。声を掛けるべきか。でも、向こうはこちらにまったく気付かない。きっと、こんなところで僕に会いたくないだろう。なんて考えていると…。
あ、あの人を待っていたのか。なるほど取材熱心だなと思いながら、こちらは別の人と待ち合わせ…。こちらは隠れもしないんだけど、結局、その記者も気付かなかったので、後でわざわざ「お前、おったな」なんて連絡もしない。
彼は当欄をよく読んでいるそうだから、これを見て連絡をよこすだろうな。知らんけど。
大阪野田で人と会う。
何年前からか、ちょっとしたルーティンになった。コロナ禍で叶わない時期もあったけれど、これが自分のシゴト。そう思っているので機会あれば、なんぼでも足を運ぶし、梅田界隈へもうかがう。
そうすれば、まあまあ、同業他社の記者にも出くわしてしまう。こちらが気付いていないのに、見られているパターンもある。
「風さん、○○にいましたよね?(笑)」なんて具合に。
ちょっと気まずいこともあるけれど、それはお互いさま。
ちなみにオッサン記者の場合、特にこれを知りたいとお目当てありきで人に会うことはない。(昔は、露骨に欲しがっていたが)
だから、一行も原稿にできないハナシで終始して帰ることもよくある。それでいいと思っているので取材へ行くという感覚はなく、いつも人に会いに…。
会って、ハナシをすれば言葉と情景が残る。それがなんだかんだ肥やしになる。あのときのあれがこんなふうに繋がるか。そう感じたことは山ほどある。
野田。ご存じ、阪神電鉄本社の所在地である。
そういえば、耳にした。来年1月1日付けでタイガースの球団社長が代わるそうだ。
これも野田の人事だけど、これまでオーナー藤原崇起が兼務していた職を新たに本社常務取締役の百北幸司(ももきた・こうじ)が引き継ぐことになった。21日だから来週の火曜日。本丸で開かれる取締役会で正式に決まる。
また代わるの?ファンの方からそんな声も聞こえてきそうだけど確かに、この6年間で4人目となる球団社長だから、セ・パを見渡しても異例といえる。取材の限りもともと、オーナー藤原の社長兼務はいわば臨時代行であり、百北の就任は既定路線…いや、そんな〈外見〉はどうだっていい。
4年目の矢野タイガースをサポートするべく新社長、そして副社長、球団本部長がホンモノの一枚岩で強固な黒子となれるか。
そのあたり、新球団社長にぜひお話を伺いに行きたい。
百北サンってどんな人?
年が明ければ、熱量の多い読者から当欄へ恒例の質問が飛んでくる。直接取材なくして語れないので、今は材料がとぼしい。
あ、でも、ひとつだけ知っている。新社長のバースデーはクリスマス。12月25日に61歳を迎える。=敬称略=
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