阪神・中野 巨人・坂本からGG賞奪う!幼少期憧れは鳥谷 虎の遊撃「守り抜きたい」

 児童の前でスイングを披露する中野(撮影・高部洋祐)
 児童の送球を受ける中野(撮影・高部洋祐)
 児童にアドバイスを送る中野(撮影・高部洋祐)
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 阪神の中野拓夢内野手(25)が17日、伊藤将らとともにタイガースアカデミーのゲストティーチャーとして西宮浜義務教育学校を訪問。小1~6年約250人に、約2時間の特別授業を実施した。

 中野は、遊撃手部門で今季3年連続5度目のゴールデン・グラブ賞に輝いた巨人・坂本から、金色グラブを奪う覚悟を示した。胸を借りるつもりで「なんとか、これから自分が取れるようにやっていきたい気持ちはあります」と勝負を挑む。

 宿敵の名手は、オールスター出場時に守備の極意を伝授してくれた恩人でもある。盗塁王を獲得して出席したNPBアワーズでは「坂本さんに『ちゃんと時計は選んで買えよ。いろいろ分かった上で買った方がいい』って言われました」と談笑したという。偉大な先輩だが、負けてはいられない。

 この日の授業の中では、生徒から幼少期に憧れていた選手を問われた。そこで、背番号51は「鳥谷敬さんです」と返答した。言わずと知れた、阪神のレジェンドだ。

 「いずれは引退する時が来ると思いますけど、自分は追いかけてきたので。タイガースのショートを守り抜きたいと思っていますし、自分が憧れの選手になれるようにやっていきたいなと思います」

 プロ1年目の今季はリーグワーストの17失策を記録。遊撃手の難しさを肌で感じた。子供たちに「勇気と希望を与えるのが今の夢です」と中野。鳥谷に近づき、坂本を超える。

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