広島 来季もW主将!投手は九里、野手は野間 佐々岡監督が生放送で明言

 広島は17日、来季の新主将に九里亜蓮投手(30)と野間峻祥外野手(28)が就任することを発表した。佐々岡真司監督(54)は中国放送「イマナマ!」に生出演。九里には投手陣のけん引役を期待し、野間には責任感を持たせる意図を込めたことを明かした。2人を中心に4年ぶりのリーグ優勝を目指す。

 V奪回を目指すチームのリーダー2人が決まった。佐々岡監督は中国放送の「イマナマ!」に生出演し、「投手を九里、野手を野間。この2人にやってもらいます」と両選手に主将を任せると明言した。

 2人に伝えたのは11月中旬。指揮官がFA権を取得した大瀬良と九里を慰留するため、食事会を開催した日だった。その席で九里に「投手陣を引っ張ってくれ」と投手の主将就任を依頼。当時、九里の去就は未定だった。だが、球団との交渉も最終段階に入り、残留に前向きな様子を感じたことで打診。右腕は新たな肩書を意気に感じ取ったという。

 会食中には3人で野手主将についても話し合った。数人が候補に挙がり、佐々岡監督が野間を挙げた。「何とか自覚と責任を持たせるため、野間でいこうと。レギュラー取るような気持ちで、責任を持ちながらやってほしい」と奮起を促す意図も込めて、抜てきを決断。その場で、本人と連絡を取って内定した。「なかなか、1年間活躍できていない。ひと皮、ふた皮むけてほしい」と中心選手になることを期待した。

 九里は今季13勝を挙げて、阪神・青柳と並んで自身初タイトルとなる最多勝を獲得した。2年連続で規定投球回にも到達して、先発陣をけん引。「まだまだ力不足ではあると思いますが、自覚と責任を持って若い選手ともしっかりコミュニケーションを取りながら、頑張っていきます」と決意を新たにした。

 野間は14年度ドラフト1位で入団したが、7年間でレギュラーをつかみきれていない。今季は74試合で打率・272、2本塁打、12打点と不本意なシーズンを過ごした。野手主将は「より、束になって同じ方向を向いて戦っていけるように。プレーでも、しっかりしないといけない」と自覚をにじませた。

 今季は大瀬良と鈴木誠が主将を務めた。大瀬良は選手会長に就任し、鈴木誠はメジャー移籍を目指している。主砲が抜ける可能性が高い来季は、さらなる結束力が求められる。「ファンの皆さんとともに、優勝を目指して頑張ります」と佐々岡監督。強固な団結力で、頂点を目指す。

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