ナンバーワンの佐藤姓

 【2月2日】

 に、にまんつぼ!?ちょっと何言ってるか分かんない…。

 麻生太郎財務相の自宅が「本家だけで2万坪、離れが2千坪」なんてネット記事に度肝を抜かれ、思わず阪神園芸の方に聞いた。

 甲子園って何坪くらいですか?

 「グラウンドの面積は13000平方メートルなんで、ひと坪3・3平方メートルだと、4000坪くらいじゃないかなぁ」

 麻生さんちに甲子園のフィールドが5つ入っちゃうの?じゃ、宜野座は??いや、もういいか。

 それにしても、エグい…。

 この際だからセ・リーグの球場をすべて検索してみると、あらためて甲子園の広さを思い知る。中堅118メートル、両翼95メートルの数字だけ見れば東京ドームのそれ(中堅120メートル、両翼100メートル)より狭く映りがちだけど、甲子園はとにかく左右中間の膨らみが名物。その最深部は東京ドームより約8メートル深く…つまり、甲子園を守る外野手は(今さらですが)それだけの守備範囲を求められるわけだ。

 今年もそんな視点で宜野座キャンプを眺めるわけだけど、やはり注目は、この日シートノックで高山俊とともに右翼を守ったルーキー佐藤輝明である。たった一日見ただけじゃ何も語れないけれど、打球を追う足の運びや捕球体勢、送球の質、肩の強さ等に評論家やメディアの目はくぎ付けになる。

 本人は内野をやりたい。でも、外野かな。そんな類がオフの話題をさらったが、本紙評論家・岡田彰布は「キャンプで見て、打つほうで使えるという確信を首脳陣が持てれば、そこから起用する場所を探していく形になるやろ」と語っていた。その通りだと思う。

 早速あすにも最初の実戦が予定される阪神キャンプにおいて、佐藤輝明がどれだけ打棒で見る者の度肝を抜いてくれるのか…。

 そうそう、全国の球場規格を検索していると、奈良の「佐藤薬品スタジアム」からひょんなことで「名字由来net」へ飛んでしまい、佐藤姓が日本全国で最も多い名字(約186万2000人)であることを知ることに…。

 佐藤…僕の母の旧姓がそうだからとても親しみがわくのだけど、よく考えれば、母は佐藤から吉田へ、名字ランキング上位から上位の変更だったのか…そんなことを考えていると、ふと気になった。

 プロ野球のスター選手って、概して月並みな名字が多いのでは?

 イチローは鈴木(名字ランキング2位)だし、マー君は田中(同4位)。母数が多けりゃそうなる?それを言っちゃおしまいなんだけど、例えば、プロ野球名鑑の表紙に選ばれる各球団の〈象徴〉を見てみると、どうか。

 カープ鈴木にヤクルト山田、中日の高橋やDeNA佐野、巨人の坂本。ホークス柳田、日本ハムは中田、西武の山川、ロッテは安田か佐々木か。オリックス吉田…。皆、なかなか上位ランキングだ。

 佐藤姓…いいじゃないか。

 ちなみに、麻生姓は全国で735位。NPBの支配下登録選手787名には一人もいない。だから?って話だけど。=敬称略=

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