13年目にして花開いた苦労人!阪神・岡崎が見せた努力の結実

虎に遅咲きのヒーローが誕生!阪神・岡崎太一が6月3日の交流戦・日本ハム戦でプロ初弾、4日にはプロ初のサヨナラ打!13年目にして花開いた苦労人、決して平たんではなかったその軌跡を振り返ります。

公開日:2017.6.5

1年目に結果を出せなかった岡崎は、1軍昇格を目指してキャンプから猛アピールを続けます。

2006年2月19日デイリースポーツ紙面

【2006年2月19日デイリースポーツ紙面より】 宜野座で新星が輝きを放った。昨年、自由枠でプロ入りした2年目の岡崎が途中出場ながら打撃、リードの両面で猛アピール。試合後、取材陣に囲まれると同郷の関本、庄田に冷やかされ「奈良県人会なんですからやめてください」と笑顔を見せた。
 同点で迎えた七回二死二、三塁からカウント2―1と追い込まれながら宇野の外角スライダーに食らいついて左中間へ勝ち越し2点二塁打。「いい場面だったので打ちたかった。浜中さんが前に(同点打を)打ってたので楽に打てました」と、うまく気持ちをコントロールした。
 守りでも魅せた。先発マスクの浅井から四回、交代すると直球に威力のある藤川、久保田、ダーウィン、相木の特性を生かしリード。「ピッチャーのいいところを引き出せるようにした」。五回、宮本の右前に落ちる安打のみに抑え、九回まで得点を許さなかった。
 “ポスト矢野”の座をめぐり、浅井、狩野と争っているが「毎試合、いつでも行けるよう準備をしている。いつ、言われてもいいよう肩をつくってます」。虎視眈々(たんたん)と岡崎はチャンスをうかがっている。

2006年11月14日デイリースポーツ紙面

しかし、この年も1軍に呼ばれることはなくシーズンを終えました。秋季キャンプでは、紅白戦で当時の岡田監督からリードの未熟さを指摘されています。
 「ポスト矢野」として期待されていた岡崎ですが、この時はライバルも増え、浅井、狩野、小宮山、さらにドラフトで清水を獲得。岡崎を取り巻く環境は厳しさを増していきます。

2007年~2008年、続く苦しい戦い…一塁にも挑戦

厳しさを増す正捕手争いの中、岡崎は一塁にも挑戦するなど、活躍の場を模索していきます。

2007年6月13日デイリースポーツ紙面

2009年、ついに初の開幕1軍!

この年の岡崎は、キャンプやオープン戦で猛アピール。

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