オレが相手なら、どう攻める?

 阪神・藤浪晋太郎投手(18)とデイリースポーツ評論家・金本知憲氏(44)のスペシャル対談が実現した。評論家としてスーツ姿で宜野座村野球場を訪れた金本氏は、ブルペンで藤浪の投球練習を見て、感じたことをズバリぶつけた。藤浪対金本の夢対決のシミュレーションもあり、ぶっちゃけトークもあり…。本紙でしか読めない2人の熱いトークを堪能してください。

 宜野座村野球場の三塁側ベンチで、ファン待望のスペシャル対談が実現した。

 金本「今日は、よろしくね」

 藤浪「よろしくお願いします!」

 両者の対面は3度目。金本氏が新人選手らを前に鳴尾浜で臨時講師を務めた1月中旬に初対面。2度目は同月下旬の関西記者クラブ表彰の席上。実はこの際、金本氏は藤浪に「デイリースポーツで対談があるから、聞きたいことを考えておいて」と伝えていた。まずは互いの印象を聞いた。

 藤浪「自分の幼いころ、金本さんが広島でプレーされている時代から、テレビで見て知っていました。ホームランバッターで、ケガをされない方。フルイニング出場を続けてこられたこともそうですが、すごくトレーニングを積まれて、努力の人、という印象です。高校時代から、金本さんや山本昌さんのように、長くやられている方を見て、自分もプロで1年でも長くプレーしたいと思っていました」

 金本「甲子園で投げている姿をテレビで見とったよ。背が高くて、しなやかなフォームだなあ、という印象。宜野座のブルペンで初めて投球練習を見たけど、球、重そうだね。重いって言われる?」

 藤浪「はい。結構、重いと言われます」

 金本「甲子園の時は(球質が)軽いんかなあと思って見ていたよ。身長の割に体重がないだろうからね。でも実際に見た感じではズシ~ンときてるね。重そうなボールだなと思ったけど、やっぱり言われるんだ」

 藤浪「はい」

 金本「それって大事やからね。打者って、差し込まれて、詰まり気味でもホームランになったということがあるけど、(投手は)それを球の重さでカバーできるからね。(球質の重さは)絶対に有利だと思う。そうそう。質問を考えといて!って言ってあったから何でも聞いてくれよ」

 藤浪「はい(笑)。金本さんから見て、良い投手の条件って何ですか?」

 金本「打者が一番嫌がるのは、やっぱり速いボール、力のあるボール。次にコントロール。低めにちゃんと投げてくるというね。あとはスライダーがよく曲がるとか、キレがあるとか…。でもストレートあっての変化球だから。真っすぐに力があれば、少々変化球がダメでも通用する。例えばオレが相手なら、どう攻める?(笑)」

 藤浪「そうですね…。金本さんがバッターボックスに立たれていたら、緊張して、何も考えられないと思います」

 金本「ハハハ。じゃあ、逃げ場のない想定しようか。九回裏1死満塁。スコアは1対1。一打サヨナラ。さあ、どう攻める?キャッチャーに任せる?(笑)」

 藤浪「最後はインコース真っすぐか、カットボール…ですね」

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