阪神・ドラ2馬場 奪三振ショー「いつものようにアバウトに」野茂ばりトルネードで圧巻6回11K 神宮大会へ日体大また一歩前進

 「横浜市長杯・1回戦、日体大7-2東京国際大」(4日、サーティーフォー保土ケ谷球場)

 阪神からドラフト2位指名を受けた日体大の馬場拓海投手(4年、福岡大大濠)が横浜市長杯・1回戦の東京国際大戦に先発し、6回4安打2失点11奪三振と快投した。雨が降りしきる厳しいコンディションの中、トルネード投法で、圧巻の奪三振ショーを披露。チームを勝利に導き、神宮大会へ一歩前進した。

 腕を振るたびに上がる水しぶき。馬場が投じる力のこもったボールに、次々とバットが空を切った。

 「最初は慎重に行きすぎた部分があったんですけど、二回からは自分のピッチングができてよかったと思います」

 苦しいスタートもすぐに立ち直った。初回、連続適時打で2点を先制されたが、大崩れしない。その後は「守る時間が長くなるとエラーも続くと思ったので、いつものようにアバウトにいった」と格段にテンポが上がった。二回には3者連続三振を奪うなど、イニングまたぎで圧巻の5者連続空振り三振を記録した。

 終わってみれば、6回で11奪三振の快投。馬場は体をひねってから投げる独特のトルネード投法。その投球フォームで、バッタバッタと三振を奪う姿は、日米通算3122奪三振を誇る、野茂英雄をほうふつとさせた。

 この日は試合開始時から雨が降り続け、強風も吹いた。気温もグッと下がる難しいマウンドだったが「最初は下(足元)がぬかるんでて、難しかったんですけど、途中からあまり気にせず打者と戦うことができた」と、しっかり修正。厳しいコンディションの中でも最速148キロをマークし、力を十分に発揮した。

 気迫のこもった投球で、チームの逆転勝利に貢献。神宮大会まであと2勝とした。負ければ敗退のプレッシャーは続くが「自分のピッチングをしていけたら」と力を込める。馬場の大学野球はまだまだ終わらない。

 ◆馬場 拓海(ばば・たくみ)2004年12月20日生まれ、21歳。佐賀県出身。184センチ、90キロ。右投げ右打ち。福岡大大濠2年春の甲子園に出場し、準々決勝進出。日体大を経て26年度ドラフト2位で阪神の指名を受けた。サイドハンドの変則フォームからの直球は最速150キロを超え、多彩な変化球も操る。投球術も兼ね備え、ゲームメーク能力の高さにも評価が高い。

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