阪神・藤川監督 ドラ1右腕と19歳右腕に“メス” あえて長い距離から投球指示「基本の『キ』。基盤になる練習法」成長へのヒント伝授
「阪神秋季キャンプ」(3日、安芸市営球場)
阪神の藤川球児監督が下村海翔投手と、早瀬朔投手に直接指導を行った。
トミー・ジョン手術から復帰した2023年ドラフト1位右腕と、2025年ドラフト4位の19歳右腕に対して、「まだボールと目でやってるんで、体で覚えていく。下半身から連動させて流していくという基本の『キ』ですね。この11月から12月、1月の送り方のヒントになるということですかね。フォームの作り方を指導して、それを何か月か繰り返してると、楽に投げれるフォームにはなると思う」と期待を込めて指導した理由を話した。
この日はマウンドと二塁ベースの間から投球するように指示。長めの距離で投げることで、投球フォームで重要なポイントを確認させた。「腕が邪魔するんで。やっぱりボールを投げようとすると、どうしても目とかボールの軌道ばかり気にして、体が疎かになるので。遠くに離れていく、その中でしっかりと体をさばいて。腕はもう切るだけというかね。勝手に腕は振られるものなので、腕を意識するっていうのはもう、それでは投球になりませんので」と意図を説明した。
続けて「距離によってやっぱ下半身の使い方、使う必要性っていうのは変わりまして。遠くなればなるほど必要になるし、近くなればなるほどごまかしが効くので。上半身でカバーできてしまうので。徐々に離れていくことで下半身の力を必要とする、それを感じる。それから今度近くなりますってなると、下半身の粘りが出てくるんで、ボールが今までより進んでいく」と話した。
さらに「みんな(年齢を重ねて)体と技術を組み合わせていくんですけど、常に同じじゃないんで。成長、調子、それが年齢とともにもありますし、それを計るベースになるような、基盤になる練習法ですね」と伝授した意図を明かした。
2日にはブルペンでタメを意識させていた。「(マウンドと本塁ベース間の)18.44(メートル)の練習っていうのは、もう本当はやめてもいい選手なので。ここから次の春に向けて、メカニックを作り上げていく時期に入りますので。体を強化していくこと、それをピッチングにつなげること、ピッチングから逆算したトレーニングをしてるわけですから」と今後の成長を期待した。
