阪神 平田2軍監督がヘッド就任へ 虎を熟知する“優勝請負人”が3度目参謀役 和田ヘッドは2軍監督へ
阪神の平田勝男2軍監督(67)が、来季から1軍ヘッドコーチに就任することが25日、分かった。同氏は2005、23年に岡田彰布前監督の下でヘッドコーチを務め、リーグ優勝に尽力。阪神を熟知する“優勝請負人”が三たび参謀として、藤川監督を支える。また、和田豊ヘッドコーチ(64)は2軍監督に配置転換される見込み。球団は前巨人巡回打撃コーチの矢野謙次氏(46)に打撃コーチ就任を打診していることも判明した。
虎の“生き証人”が、新たな形で藤川政権のリーグ3連覇をサポートする。平田2軍監督が来季から1軍ヘッドコーチに復帰することが内定。常勝軍団の構築に向けて、名参謀が1軍の舞台に戻ってくる。
球団は23日、今季まで1軍総合コーチだった藤本敦士氏、1軍打撃コーチだった小谷野栄一氏、上本博紀氏、2軍打撃コーチの梵英心氏と来季の契約を結ばないと発表していた。長きにわたってチーム運営に携わり、監督とコーチ陣のパイプ役としての経験もある平田2軍監督の昇格は、現状にマッチするといえる。
平田氏は長崎・海星から明大を経て、81年度ドラフト2位で阪神入団。94年に現役を引退、97年に阪神1軍内野守備走塁コーチとして復帰した。04年からは1軍ヘッドコーチに就任。岡田彰布前監督(現阪神タイガースオーナー付顧問)とタッグを組み、05年にはリーグ優勝を果たした。岡田氏が監督に復帰した23年には、再びヘッドコーチの要職を担って18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に尽力した。
25年からは三度目の2軍監督を務め、藤川監督をバックアップ。今季は育成出身の福島、嶋村をはじめ、投手では下村、今朝丸ら若虎を1軍戦力として送り込んでリーグ連覇に貢献していた。
指導に際してのモットーは「うまい選手よりも(心身ともに)強い選手」。シビアなプロの世界を生き抜く人材育成に主眼を置き、妥協を許すことなく若い芽の成長を促してきた。野球への情熱は人一倍、その快活でユーモラスな人柄も相まって、チームには欠かせない存在でもある。
選手として85年の日本一を味わい、指導者としては05、23、25、26年の歓喜を味わった“優勝請負人”。手塩にかけて育てた若手と1軍戦力を融合させ、戦力アップに努めていく。
また、和田豊1軍ヘッドコーチは2軍監督に配置転換される見込み。23年から2年間は同職を務めており、豊富な経験を再びファームに還元していく役割が期待される。チーム屈指の指導力を誇る2人を適材適所に配してリーグ3連覇という難題に挑む。
◆平田 勝男(ひらた・かつお)1959年7月31日生まれ、長崎県出身。67歳。長崎・海星-明大を経て81年度ドラフト2位で阪神入り。84年から4年連続セ遊撃のゴールデングラブを受賞。また84年から3年連続でチーム最多犠打を記録した、バント名人としても知られた。94年引退後は阪神コーチのほか、星野仙一監督担当付の広報も務めた。
◆和田 豊(わだ・ゆたか)1962年9月2日生まれ、千葉県出身。我孫子-日大を経て阪神入り。97年には、開幕戦からでは2リーグ分立後最長の24試合連続安打。在籍1739安打は阪神4位。二塁手としてベストナイン2度(92、94年)ゴールデングラブ賞3度(92~94年)。01年に引退後はコーチを経て、12年から4年にわたり阪神監督を務めた。
