阪神・立石 “ポスト佐藤輝”正三塁手狙う「レギュラーつかみたい」 フェニックスL再合流即適時打 1軍経験生かして勝ち取る
「フェニックス・リーグ、阪神3-0くふうハヤテ」(20日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
阪神・立石正広内野手(22)が20日、ポスティングシステムで米大リーグに挑戦する佐藤輝明内野手(27)の穴を埋める“ポスト輝”に名乗りを上げた。この日はフェニックス・リーグが行われている宮崎に再合流し、ハヤテ戦(サンマリン)に出場。適時打で貴重な追加点を挙げるなど来季に向けて上々の再始動となった。聖地の三塁を定位置にすべく実りの秋にする。
三冠王が鎮座したホットコーナーに来季は大きすぎる穴がぽっかりと空く。長年、不動だった「正三塁手」の座をつかむ-。そんな野望が若虎たちを突き動かす。立石もその一人。包み隠すことなく「もちろんです」と言い切った。
「とにかくチャンスがあればレギュラーをつかみたいですし、大事な期間になると思うので、(正三塁手を)狙ってやっていきます」
大きな野望を抱えて南国に帰ってきた。この日のハヤテ戦には「3番・三塁」でスタメン出場。バットから快音が響いたのは七回だ。2点を先制し、なおも2死一、三塁。カウント1-0から「有利なカウントで、合わせるバッティングだけは絶対やめよう」と外角直球を振り抜いた。
痛烈な打球はゴロで三遊間を突破。「ゴロになっちゃいましたけど、割と思いっ切り振れたので良かったと思います」と手応えをにじませた。四球で出塁した六回には盗塁を成功させるなど、足でも躍動。「課題を明確にしながら、何かきっかけを探しながらやってます」と、時間を1秒たりとも無駄にしない。
一方、守備ではフルイニング出場したにもかかわらず、珍しいことに守備機会ゼロ。実戦守備はお預けとなったが、平田2軍監督は「フェニックスでは、サードをしっかりやらせることが目的」と三塁での起用を明言。1軍では左翼も経験したが、佐藤輝の後釜になるべく三塁に本腰を据えて鍛錬を積む。
今季、佐藤輝の一挙手一投足から「言い出したらきりがないぐらい」の刺激を受けた。DeNAとのCSファイナルSでは、途中出場も含めて計5打数無安打と快音は響かなかったが、その1軍帯同期間中に「少しバッティングの話もしながらいろいろ聞けたので」と大きな学びを得た。それを生かすも無駄にするも己次第。最強スラッガーの神髄を手に、練習に打ち込むだけだ。
3-0でハヤテに快勝した試合後もロングティーなど約1時間みっちり汗を流した。「少し1軍を経験させてもらってますし、難しさはかなり味わってるんで、それを生かして来年に向けてやっていきます」。佐藤輝が大輪の花を咲かせた場所に、それに負けない花を咲かせる準備はもう始まっている。
