阪神 聖地ラスト3戦 佐藤輝40号王手「継続して」 森下初タイトルへ「いい姿を」 出塁率3厘差で森下リード
虎が誇る2人の強打者が、残り3試合で偉業達成に挑む。阪神の佐藤輝明内野手(27)と森下翔太外野手(26)が5日、甲子園でのラスト3戦を最高の形で締めくくると誓った。佐藤輝は2年連続の40号に王手をかけ、自身初の三冠王も見えている。森下も最高出塁率は十分に可能性を残していて、自身初の打撃タイトル獲得を目指す。
リーグ連覇の歓喜から2日がたった。関西はあいにくの雨だったが、シーズンでは今季最後の遠征を終え、多くの選手が自宅でリラックスしたひとときを過ごしただろう。残り3戦。もう勝敗がポストシーズンの行方を左右することもなくなったが、聖地に駆けつけるファンのために勝利を届けたい。
森下は熱い思いを心に秘めながら、勝利へ意気込んだ。「最後に勝って終われればいいんじゃないですか、見栄え的にも」。6日の広島戦は岩貞、7日の同戦は西勇と先輩の引退試合も用意されている。これからの阪神を背負う男たちが花道をつくるのも、一つの責務だ。
そして、2人は個人記録との戦いがある。佐藤輝は2年連続での40号に王手。二塁打、長打数、勝利打点など、NPB記録や球団記録に迫っているものもある。昨季はプレッシャーに勝ち、最終戦で大台に到達。「やることは変えずに、やってきたことを継続してやろうと思います」。今季も気負うことなく、平常心を心がける。
すでにリーグ唯一の打率3割超えで首位打者はほぼ確実。本塁打も2位の森下に4本差、打点も2位の大山に20の差をつけており、夢の三冠王は“当確”ともいえる。激しい競争となっているのが出塁率。佐藤輝の・389に対し、森下は・392と3厘差で上回っている。
森下が打撃タイトルを獲得すれば、自身初の快挙。「なるべくいい姿を甲子園で見せたいなと思います」と森下は燃えている。優勝争いも最後まで激しかったが、チーム内のタイトル争いも最終盤まで激化した。
虎党だけでなく、全国の野球ファンが2人の数字を楽しみにしている。「もうしっかりね、いつも通り準備をしてプレーするだけなんでね。あと3試合、頑張ります」と佐藤輝。連覇の次は、個人タイトル。2人は、まだまだ甲子園を熱くする。
