【有働由美子アナ独占手記】命削った阪神・星野監督とシンクロする藤川監督 「俺が死ぬまで言うなよ」23年間しまってきた約束、その封を解こう 信じてたよ

佐藤輝選手がサインして送ってくださった革手袋
直筆スコアブック
2枚

 虎党のフリーアナウンサー有働由美子(57)が3日、藤川阪神の連覇を祝し、デイリースポーツに独占手記と自筆のスコアブックを寄せた。手記では一時炎上した「阪神特番出演」にまつわる胸中を新聞メディアでは初告白。7連敗の道中に抱いた偽らざる「弱音」も明かした。03年Vの述懐ではNHKキャスター時代に星野仙一監督と交わした壮絶な秘話を初公開。また、近年「輝推し」を公言している有働が佐藤輝明内野手(27)への感謝で本人宛に便箋3枚の手紙をしためた過去を明かすなど、猛虎愛全開の筆をふるった。

  ◇  ◇

 俺が死ぬまで言うなよ…。あのとき阪神タイガースの星野監督は私にそう言ったんです。いま広島で連覇を成し遂げた球児監督の胸中を思いながら、23年間しまってきた星野さんとの約束…その封を解こうと思います。

 ああ、しんどかった…。2003年の秋、甲子園で宙に舞った星野さんは監督インタビューの第一声、超満員のファンに向けて、そう言いました。

 お立ち台の監督を見ながらこみ上げてきたのですが、実は…。

 あの年、NHKの局アナだった私は「サンデースポーツ」のキャスターとして「阪神監督星野仙一」の密着取材に明け暮れる日々でした。スタッフ、カメラマンとともに一年間、闘将を追う…その取材の1ページで、見てはいけないものを見てしまったんです。

 星野監督が体調の異変で検査を受けたある日、「診察のあと取材に応えるから来ていいぞ」といわれ、都内の病院へ。監督の主治医とは旧知で許可を得て付き添ったのですが、その先生から「有働さん」と呼ばれ、胃カメラのカラー映像を見せていただきました。

 それはもう、画面から目を背けたくなるものでした。胃の壁にいくつも穴が開いていて、その穴からダラダラと血が流れている…。こ、これは?そう聞けば、先生は仰いました。

 「これが、阪神の監督をやるっていうことなんだろうね…」

 あれからもう23年が経つんですね。美酒に酔う球児監督の心の声を聞けばきっと、「しんどかった…」ではないでしょうか。18年ぶりの覇権を命を削って獲った星野さんと、想像もつかない重圧のなか連覇を果たした球児さん…私の中でシンクロしています。

 10月1日の巨人戦を甲子園で観戦しました。ここで決めて!そう願ってチケットを…。でも思い通りにいかないのがこの世界。9月はまさかの7連敗…。いやいや、あのときも、ぶっちゃけ負ける気がしませんでした。優勝の年ってこういうことあるよねって。

 ただ…。例の自分の番組※1でね…。まさかそんなことないだろうと思っていたんですけど、5連敗あたりからテレビに映る球児監督の様子が少し変わったような気がして…。そこからは私も同じように、え?嘘でしょ。勝つよね?みたいな気持ちにもなり…。

 私のインスタのメッセージ欄もすごく荒れました。あのときラジオ番組※2でも言ったんですけど、私を叩くことで批判が色んなところにいかないで済むのであれば、すべて受け止めたい…と。あれは本心。でも、これでもし負けたら、もう球場へ応援に行けなくなるかも…って。何かトラブルになれば、私はいいけど、みんなに迷惑をかける。それを心配していました。

 ファンの方が仰るジンクス※3、本当に私、知らなかったんですけど、それも含めて愛すべき阪神ファン。タイガースを生活に取り入れているという意味でも…。ただ、選手、監督、コーチ、スタッフの皆さんが、それこそ命を削って作り上げた組織が、番組一つでどうにかなるなんて絶対ない…。星野さんの激闘に密着した身としても、それは強く信じていました。

 ファン歴は小学生のころからで、学生時代はライトスタンドで声をからしたハコ推し…ですが、今は「輝推し」を公言させていただいております。

 22年だったかな。日本ハム戦で始球式をさせてもらったときに輝選手がボールにサインしてくださったんです。嬉しすぎて、お返しに何ができるかなと考え、お礼状を書きました。東京で名高い治療家の方と親しかったので、体のことで困ったら仰ってください…そんなお節介も添えて、母のような気持ちで便箋3枚…。あと、赤ワインが体に良いかな?と、ナパのワインも一緒に送り…。そうしたら、輝選手が球団を通じて革手袋にサインして送ってくださったんです。なんと優しい方…。劣化したら嫌だから普段は大切に包んで家に置いてあります。

 いま、この万感の思いをタイガースの皆さんに届けるなら、何だろう…。 信じてたよ…かな。負ければマジックが消える大一番で大山選手がサヨナラホームラン…輝選手のあのバックハグは去年のああいう勝ち方のときとは表情が違ってた。信じてた!選手たちもそう言い合っていたような…。私もずっと、ずっと、信じていました。

 ※1=9月5日に放送されたMBSテレビ「阪神ファンと集う~有働由美子の猛虎食堂」に出演。放送後、阪神は7連敗を喫した。

 ※2=10月8日に出演したニッポン放送「うどうのらじお」

 ※3=ペナントレース中に「優勝前祝いの特番」「前祝いの雑誌」が出ると阪神が急失速&V逸の過去がある。

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