日本ハム 育成の山口アタルに戦力外通告 日本の学校を経ない逆輸入選手も故障に苦しむ「日本の文化を学ぶのは楽しかった」藤田大清にも戦力外通告
日本ハムは5日、育成選手の山口アタル外野手、藤田大清外野手と来季の契約を結ばないことを発表した。山口は現役続行を目指すかを含めて未定、藤田は現役を引退する意向。
カナダ出身の山口は、コルビーコミュニティカレッジ、米テキサス大学タイラー校などを経て、2022年度育成ドラフト3位で入団。左膝前十時靱帯(じんたい)断裂などのケガもあり、プロ4年間で1軍出場はなかった。今季は2軍で13試合に出場し、打率・179、1本塁打の成績だった。
千葉県内の球団施設で通告を受けた山口は「ある程度、覚悟はできていた」と語り「大きなケガを何回かしたし、手術も4回している。自分の100パーセントのポテンシャルまでいけたかわからない部分がある。ちょっと挑戦したい気持ちもあるけど、次のことに準備しようかという気持ちもあって迷っている」と心境を明かした。
カナダ、米国、日本の3カ国でプレー。日本ハムで過ごした4年間を「日本の文化は海外と全然違うし、日本の文化を学ぶのは楽しかった。日本の野球を学んだり、周りのすごい人たち1日の過ごし方とか姿勢とかを見て、本当にこの4年間の経験はお金で買えない大きな財産」と振り返った。
藤田は花咲徳栄高から2022年度育成ドラフト1位で入団。プロ4年間で1軍出場はなし。今季は腰やふくらはぎなど度重なるケガに悩まされ、2軍でも4試合の出場にとどまった。
球団関係者やファン、両親への感謝を口にした藤田は「本当にケガの野球人生だった。毎日痛みとか、またやるかもしれないという怖さとか、頑張れてはいたけど、心は削られていた。今年はかなりメンタル的には限界だったので、そういう思いをしなくていいと思うと、すっきりしたという気持ちが大きい」と少し安どの色もにじませ「第二の人生に向けて、この経験をいかして頑張りたい」と前を向いた。
今後は不動産関係への転職を希望。「結果の世界なので、結果を求めてやっていくということは野球と変わらない。体に関係なくできる職業で、どこまでできるかチャレンジしてみたい。楽しみだし、その思いがあるから、野球をしっかり終われるかなと思っています」と、すっきりとした表情を見せた。
